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湖水地方 Lake District (3) スコフェルパイク Scafell Pike (978m) : 2011/4 [登山・ウォーキング:イギリス]

久しぶりの山登り、そして湖水地方。今回の目的地はイングランド最高峰、スコフェルパイク。 

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湖水地方は2回目。前回はDarwent WaterやGrasmere、Conistonなどの湖の周りを歩き、湖水地方はこんなに綺麗なとこなんだ、と水や緑の美しさに圧倒された。
   その時の記事 
      湖水地方 Lake District (1) Darwent Water : 2010/5
      湖水地方 Lake District (2) Grasmere・Coniston : 2010/5 


今年はロイヤルウェディングのおかげで、なんと4月に4連休が2回もある。こんな時期に連休を持ってくるとは湖水地方に行って来いと言われてるかのようで、早速計画。今回の目的はイングランド最高峰のスコフェルパイク(人によってはスコーフェルパイク、スカフェルパイク)。これまでスコットランドの最高峰ベンネイヴィスとウェールズの最高峰スノードンには登ったことがある。
   その時の記事
      ベンネヴィス Ben Nevis (1,344m) : 2009/8/31 
 
      スノードン Snowdon (1,085m) : 2010/8/29 

今回のスカフェルパイクを登るとNational Three Peaksと呼ばれるイギリス3カ国の各最高峰に登ったことになる。どれも1,000m程度の日本の山と比べるとずっと低い山々なのだが、どれも景色は素敵で、気候も変化が激しく侮れない。

<コース>
Seathwaite―Scafell Pike―Esk Hause―Seathwaite 

          
           大きな地図で見る
ウインダミア

今回はウインダミアを拠点にして周辺を回ることにする。ウインダミアまではロンドンから電車で3時間くらい。湖水地方の玄関口で賑わっているがこじんまりした小さな街。

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到着した初日は時間もなかったので、ボウネスまで歩き、渡し船でウインダミア湖の対岸に渡り、ピーターラビットで有名なニアソーリーまで歩いてみた。この季節出産シーズンの直後なのか、どこを歩いても子羊だらけ。羊は大人になるとなんとも小憎たらしい感じになるが、子羊時代はなんとも可愛らしい。

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ニアソーリーまでの道のりは、フットパスを歩くとあちこち迂回することになり、思ったよりも時間がかかる。ピーターラビット関連の施設は金曜日はクローズということで、いつもより静かなニアソーリー付近を歩いた。ここら辺の家の特徴は白い塗り壁。

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スコフェルパイク

そして翌日スコフェルパイクへ。この山へはSeatollerかSeathwaiteあたりから歩くのが一般的なルートの一つ。バスでSeatollerまで行く手段もあるが、今回はレンタカーをウインダミアでかりでSeathwaiteまで行ってしまうことにした。こちらの方が1時間程度時間を短縮できる。
レンタカー屋は9時からやっているというので、9時に予約した。イギリスの店が9時からやっているなんてちょっと怪しいなと思いつつ、9時に行ってみると案の定誰もいない。たまたま、近くに来ていたレンタカー屋の息子(別の仕事)に電話をしてもらい、おやじさんを起こしてもらう。

Seathwaiteにつくと、車がずらっと路駐の列をなしていた。目指すは左の山の奥。

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このエリアも子羊の嵐。ラムは生後1年未満の子羊の肉で、臭みや癖がなく柔らかくて食べやすく、、、なんてフレーズも頭に浮かんだり。

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登りだしは牧場を抜けて緩やかな道を登っていく。天気には恵まれ気分は良い。

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やまの斜面は牧畜に利用されていて、石壁や柵であちこち区切られている。登山の道はその壁を乗り越え、乗り越え、木の少ない斜面を登っていく。

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ちょっと登っていくと池に出た。このあたりTarnと呼ばれる池があちこちに点在している。何もないところにテントを張って、ノンビリとくつろいでいる人もいた。

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ここも他の山やトレッキングコースと同じで犬連れの人がとても多い。確かにこのコースくらいの勾配、岩加減なら犬を連れていくのにちょうど良いコースなのだろう。ちなみに僕が最近よく参加しているトレイルランニングの大会においても、犬をつれて走っている人をよく見かける。その場合はリードを腰に巻いての犬ぞり(ソリなし)状態になるわけだが、この国の人達の犬を連れてどこまでも精神はなかなか奥が深い。

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ポメラニアンも軽々と岩場を登っていく。

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後ろを振り返ると、隣りのGreat Gableが見える。1000m無くてもなかなか格好の良い山だった。

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ちょっとした岩場もあり、今まで登ったことのあるイギリスの山の中では、一番日本の山の感覚に近い感じだった。

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そして山頂へ。イングランドの最高峰であるだけのことがあり、たくさんの人でで賑わっていた。海に近いこともあり、かなり遠くまで見渡すことが出来る。遠くオートバイレースやタックスヘイブンで有名なマン島、そしてセラフィールドの原子力施設も見えた。何度かここの再処理工場では事故が起きており、美しい自然の反面、原発に依存した地方経済という構図はここにもある。

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こちらは登ってきたDarwent Water方面。相変わらずイギリスの山々には木がない、そして風が猛烈に強い。こんな環境下では、山の上の方に大きな木が育つのは困難。なので、どこも山の上の方は景色が似てきてしまう。

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下りは登りと異なったEsk Hause経由のコースで下った。下りも勾配は急ではないので快適な下り。

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ひたすら下り続けるとSeathwaiteに到着。往復で5時間半くらいのトレッキングだった。ちなみにイギリス3カ国の最高峰を24時間以内に一日で登ってしまおうという、ナショナルスリーピークスチャレンジという試みがイギリスでは盛んらしい。僕の知っている人で、それを達成した人もいるが、この日もそのツアーバンのような車が下で待機していた。これは何が辛いかといえば、山々の場所が相当離れているので、車の運転が相当辛いらしい。これだけは、あまり将来的にも挑戦したいと思わないチャレンジだ。

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バターミア(Batermere)

スコフェルパイクから下山した時点で既に16時を回っていたがこの季節のイギリスの日はまだまだ長い。今日一日は車を借りているので、湖水地方の北部をドライブすることにした。湖水地方は北に行けば行くほどローカル色が強くなってくる。


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そんな中、何の気なく通った湖、Batermereの美しさが衝撃的だった。特に何があるわけでもない湖なのだが、逆に車でアクセスできる湖に人工物が殆どない、それが美しさを際立たせる秘訣なのかもしれない。景色に透明感があるというか次に来たら是非歩いてみたいと思わされる景色だった。

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そして更に、アルスウォーター方面の通りがかった峠のパブ、内装もかなり古めかしいのだが、、

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看板を見ると1496年からここで営業しているとのこと。応仁の乱は1467年から1477年。今から500年以上前の話だ。

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スコフェルパイク登頂でイギリスに居る間にやりたいと思っていたことの一つ、ナショナルスリーピークス登頂が完了。そして夜ぬるいエールを飲みながら、明日のトレッキングはエルブリンサーキットに向かおうと決めた。

(つづく)


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コメント 2

Sparky

hikoさん、こんにちは。久しぶりに更新なさってるなぁと思ったら、
湖水地方の記事でうれしくなりました。本当にきれいですね。
4月の連休にお出かけ、ということはロイヤルウェディングには
背を向けられたのでしょうか。

8年前になりますが、私も湖水地方へは一度行ったことが
あります。ウィンダミア駅のすぐ近くのB&Bに1週間滞在して、
あちこち見て回りました。時期も同じく4月で、幸いお天気にも
恵まれました。その時は観光中心の旅行だったので、次回訪ねる
機会があれば今度はウォーキングを楽しみたいです。
by Sparky (2011-07-24 17:10) 

hiko

>Sparkyさん、

はい、ロイヤルウェディングはウインダミアのB&Bで見ました(^^ゞ
湖水地方、ウォーキングコースは無限大です。カンブリアウェイは丸々1週間かけて歩けますし、観光する場所もたくさんありますね。今度は紅葉の秋とかに行けたらな~なんて思っています。

by hiko (2011-07-25 05:10) 

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